立川生志 新春独演会 2022

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確か井上ひさしだったと思うのですが、イギリスかどこかで「シェイクスピアを母国語で味わえない日本人は不幸だ」的なイヤミを言われたそうです。それを言うなら「落語を母国語で味わえないイギリス人はなんと不幸なのだ」という話。どこで聞いた話しだったか、かなりうろ覚えですが、落語がどういう類の芸なのかが良くわかるエピソードです。僕も聴かない日は無いというほどの落語ファンですが、わが国に落語というものがあって本当に良かったと心から感謝しています。


と前置きが長くなりましたが、ここ数年毎年ポスターやチラシのデザインをさせてもらっている立川生志師匠の新春独演会が刈谷市総合文化センターで開催されます。生志師匠は「お見立て」や「柳田格之進」など、僕も大好物な古典が十八番。だけどこのあたりのネタは志ん朝の完成された音源を聴きすぎたせいで、いつしか他の噺家のモノでは満足できないカラダになってしまったのですが、生志師匠のは別腹。やんちゃなくすぐりと、古典を大切に守りながら研きに研きをかけたキレッキレの構成で大いに楽しませてくれます。
そして僕が毎回何より楽しみにしているのが、談志師匠との思い出話。同じ話も出てくるんですが、そちらの話も研きがかかってて何度聞いても笑えます。さて今回はどんな噺が聴けるのか、今からとても楽しみです。(く)

information:
2022年1月16日(日)13:30開場 14:00開演
会場:刈谷市総合文化センター 小ホール
入場料:全席指定 2,500円(税込)※未就学児入場不可
チケット一般発売:10/16(土)10:00〜

https://kariya.hall-info.jp/event/other/20220116.html

Date:2021.11.01 | 8:33

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