本と言葉と自分を愉しむプロジェクト

若くして無謀にも一人でデザインの仕事を初めてしまった私は、仕事のほとんどを本から学んだと言っても過言ではありません。実家が自営業なので事務的なことは教えてもらえたし、色々助けてもらいましたが、“師匠”と呼べるような人はおらず、その代わりに仕事のノウハウや心構えを教えてくれたのが様々な本でした。

といっても若い頃はマンガくらいしか読んでなくて、自分のことを“読書家”などとは到底言えないのですが、それでもやっぱり、どれほど本やその言葉に支えられてきたことか……。感謝の気持ちでいっぱいです。

そんな、本を師と仰ぐ私が最近楽しく関わらせてもらっている仕事のひとつが「Life Stories プロジェクト」。

このプロジェクトは、かすがい市民文化財団が20年続けてきた「自分史」事業を軸に新たに立ち上がったプロジェクトで、本や言葉を楽しむのはもちろん、自ら文章を書くことを通して「わたし」自身を愉しんでもらおうという取り組みです。第一回目となる今回は2022年に勝川駅前商店街にオープンした小さくかわいい古本屋「かえりみち」さんとコラボでミニブックフェアも開催されます。

かえりみちさんは、全国的にも有名な三重県四日市市にある子どもの本専門店「メリーゴーランド」の元店員、池田望未(のぞみ)さんと、元小学校教員で特別支援学級を担当していた夫の育望(いくみ)さん夫婦が営む素敵な古本屋。

本や言葉に興味のある方、お時間あればぜひご参加ください。小さい子どもから大人まで、全ての人が楽しめるイベントです。(く)

 

【2023年夏「Life Stories プロジェクト」について】
詳しいイベント内容は下記URLをご確認ください。
https://www.kasugai-bunka.jp/archives/38006

イベントチラシPDF
lifestories_flyer

 

【関連事業】
第21回 自分史作品募集
テーマ「わたしの よりみち かえりみち」
さらに詳しい内容は下記URLをご確認ください。
https://www.kasugai-bunka.jp/archives/37792#

 

【古本屋 かえりみち】
https://kaerimichi-furuhon.stores.jp/
https://www.instagram.com/kaerimichi.furuhon/?hl=ja

Date:2023.07.07 | 10:00

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